フェリージを代表する素材、バケッタレザーを贅沢に使ったシンプルなシリーズ「Punto a mano」（プント ア マーノ）はイタリア語で手縫いを意味し、サイドとハンドルの付け根をハンドステッチにて縫製。太番手の糸を使って縫製することで味わいがあり、シンプルなデザインのなかで、熟練のハンドステッチがアクセントとして映えるのが見所です。

バケッタレザーはイタリアのトスカーナ地方にて中世の頃から存在したといわれ、現在も古くから伝わる伝統的な製法を基に、手作業で長い月日をかけて作られています。植物から抽出された、渋からなるベジタブルタンニンでなめしたのち、植物性のオイルを繊維の内部まで染み込ませてできあがります。レザーはきめ細やかで適度な厚みと弾力があり、摩耗とひび割れに強く耐久性に富むことが特徴。いわば、しなやかな柔の強さを備えています。
そしてオイルをたっぷりと含むバケッタレザーは、使っていくうちに革の中からオイルで磨かれて艶と深みをまとい、どんどん愛着が湧いていく経年変化の味わいも大きな魅力です。

フロントにさりげなく、Felisiのロゴが型押しされたシンプルなトートバッグ。メイン室には着脱可能な「DS／ナイロン」製のポーチが付属。両サイドのストラップと連結し、メイン室に収めると中央で仕切りの役割を果たして、サブポケット代わりに。取り外すと単体でスマートなポーチとして使うことができます。
オールレザーですが、バケッタレザーの耐久性の高さによって、薄くアンライニングで仕立てることができ、一般的なレザートートに比べて軽い仕上がりもメリットです。長く愛用するほどに味わいある表情にエイジングしていき、きっと手放すことができない、思い入れのあるトートとなるでしょう。
※「21/28/A+DS」にはバケッタレザー製のショルダーストラップが付属し、2wayで使うことができます。