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LABORATORIO

フェリージの修理の舞台裏リペア職人が語るフェリージのこだわり

フェリージには「イタリアの職人」というイメージがありますが、
日本にもフェリージを知り尽くした“職人”がいること、ご存知でしょうか?
ここでは、東京のとある場所にあるフェリージ専門の修理工房「ラボラトリオ」で、
日々フェリージのアイテムに新たな命を吹き込むリペア職人にスポットを当て、
修理のプロセスや、長持ちさせるコツなどをお教えします。

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リペア職人、佐藤俊介が語る。フェリージのクラフトマンシップ。

日本におけるフェリージの修理の拠点
「ラボラトリオ」のリペア職人・佐藤俊介が、
リペア職人の視点から見たフェリージのこだわりや、
具体的なリペアのプロセスを語ります

LABORATORIO craftsman Shunsuke Sato
― 佐藤さんはフェリージのリペア職人になるまで、どんなキャリアを積まれてこられましたか?
もともとは、靴作りの学校に通っていました。卒業後6年くらい、アメリカのワークブーツの代理店で販売と修理の仕事をしていました。フェリージで今の仕事を始めたきっかけは、学校時代の恩師の紹介です。靴の仕事でレザーの奥深さに目覚め、そこからバッグに興味が広がったという感じです。フェリージに来てから手探りながらもバッグの修理の腕を磨き、今年で6年目になります。
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― 佐藤さんから見て、フェリージの素材にはどのような特徴やこだわりがあると思いますか?
まず、レザーに関しては、とても種類が多いのが特徴ですね。ほとんどがイタリアのタンナー(なめし職人)によるものですが、植物性の染料を使っているもの、鮮やかな発色のもの、質感もナチュラルなものからツヤのある型押しのものまで幅広いレザー素材を扱っています。不思議なことに、どの素材もバッグになると「フェリージっぽい」仕上がりになっているんですよね。
ナイロンについては、ツヤ感、軽さがありながら、ハリが強く耐久性があると思います。おそらくフェリージが登場するまでは、「ナイロンバッグ=カジュアル」という印象が大半を占めていたのかもしれませんが、イタリアのレザーと組み合わせることによって、高級感を出せたという点も、革新的だったんじゃないかなと思います。
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― レザー、ナイロン以外でも、金具にもこだわりがあると聞きましたが?
そうですね。金具に関しては、穴のサイズなど、ほとんど日本とはちがう規格のものなので、イタリアから取り寄せてストックしています。金具を扱うための工具に関しても、イタリアで使用している同じものを取り寄せているんですよ。
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― そんなこだわりの素材を使っているフェリージのアイテムの「作り方」について、リペア職人の視点で感じることはありますでしょうか?
お預かりしたアイテムは、修理の工程において、いったん分解して見ることが多いのですが、その作りは職人の手仕事ならではの、しっかりしたものだと思います。
例えば、手間を省くならもっと多く使うべき接着剤の量を最小限にとどめて、そのぶん縫製の技でしっかり強度を出すなどしていますね。
あと、レザーとナイロンの組み合わせで言うと、すべてのモデルにおいて、とてもバランスを大切にしていると思います。耐久性をしっかり担保しながら、デザイン性でもフェリージらしさを追求している、という印象です。
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― 修理で預かったアイテムをまず最初に手にとったとき、どのようなことを考えますか?
そうですね。オーナーの方が、どんな使い方をしていたかを想像してしまいますね。例えばお財布だったら「これは、パンツのポケットに入れていたんだろうな」とか「バッグの中に常に入れて持ち歩いていたんだろうな」とか、ショルダーバッグのストラップを見ても、右肩と左肩のどちらにかけていたかがわかったりするんですよ。
LABORATORIO
― 今まで手掛けた修理の中で、記憶に残っているエピソードはありますか?
お預かりするアイテムは、どれ1つとして同じものはありません。だから、それぞれに思い入れはありますが、愛着を持って使ってくださっている方の中には、修理に出す時点で「経年変化の状態を残してほしい」とオーダーされる方がいるのもフェリージならではだと思います。
なので修理をする際は、きれいに直すことも大切ですが、新品に交換するわけではないので、経年変化の味わいを活かしながら、ベストな形で手を加えるように心がけています。
中には、一度修理したあと数年経って、また修理に出される方もいて、その場合、販売価格よりもトータルの修理料金のほうが高くなってしまうこともありますが、「それでもいい。愛着があるから使い続けたい」とおっしゃっていただけることもあり、すごくやりがいを感じる瞬間でもありますね。
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― フェリージのアイテムを長く使う上で、抑えておいてほしいポイントはありますか?
フェリージは、プレミアムなブランドですが、同時に日常でしっかり使ってこそ価値があるブランドだと思います。だから、定期的にオイルを塗る、ナイロンをブラッシングする、バッグの中身をときどき出して湿気抜きをするなど、最小限のお手入れをしていただければ、ちゃんと長く使っていただけます。しっかり使って、程よくお手入れをしていただき、経年変化を楽しみ、その上で壊れてしまったら、私たちリペア職人におまかせいただければと思います。
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リペアの手順とサービス内容

あなたがお持ちのフェリージのアイテムを修理する場合、
下記のような流れで、ていねいにお直しをいたします。
必要な修理の症状はひとつひとつちがうので、これはあくまでも参考例。
あなたの細かいオーダーに関しても、可能な限り、リペア職人がお応えします。

  • STEP 1お問い合わせ

    お買い上げいただいた店舗に修理品を直接お持ちいただくか、お問合せ下さい。
    オンラインショップでお買い上げいただいた方は
    フェリージオンラインショップカスタマーセンターにお問い合わせください。

  • STEP 2修理代のお見積もりと納期を確認

    店舗ではその場でお見積もりと納期がわかる場合と、ラボラトリオに修理品を送ってから、わかるケースがあります。オンラインショップはお問い合わせいただいた後、メールにてお見積もりと納期をご連絡いたします。

  • STEP 3修理

    お見積もりと納期をご確認いただいた後、
    ラボラトリオにて修理をスタート。
    日本にパーツがある場合は、通常5営業日~修理が可能。日本にパーツがなく、イタリアにパーツを発注した場合は、約3ヶ月~修理が可能です。

  • STEP 4お渡し

    店舗へお持ち込みの場合は、店頭でお渡し、または発送いたします。
    オンラインショップの場合はご入金を確認後、ラボラトリオよりお客様へ発送いたします。

代表的な修理例
  • LABORATORIO

    ファスナー交換(バッグ)¥13,750※バッグの形状により価格は異なります。 ¥11,000~19,800

  • LABORATORIO

    引き手交換(バッグ) ¥2,200

  • LABORATORIO

    引き手交換 (財布)¥2,200/革ベロ交換 ¥3,300

他修理代金例

ファスナー交換(財布)¥8,800
ハンドル交換(1本)¥9,350
パイピング交換(1周)¥12,100
ステッチ補修 ¥2,200~
ベルトカット ¥4,400
裏地補修 ¥8,250~

お問い合わせ先
フェリージオンラインショップカスタマーセンター
TEL:050-3116-4516
営業時間:月~金(土日祝日休業) 10:00~18:00
保証書について

フェリージ日本総代理店 株式会社フィーゴにて正規に輸入された製品には、
正規品の証明として、保証書をお付けしております(一部アイテムを除く)。
万が一、通常のご使用において、ステッチのほつれや金具等の破損などの不具合が生じた場合には、お買い上げ店舗を受付窓口とし、購入日から1年間を対象に、無料で修理を承ります。
お買い上げ時に発行する保証書は大切に保管ください。
但し、保証期間内であっても下記のような場合は、無料修理の対象外となりますのでご了承ください。

・保証書のご提示がない、販売店印・ご購入年月日の記載がない場合
・使用中に生じた傷等の外観上の変化。水漏れ、日光等による退色や変色。
・誤用や不注意により生じた破損、改造または誤った修理による破損。
・火災または天災による破損。
・保証は日本国内において保証書をご提示いただいた場合に適応されます。

LABORATORIO 保証書について

ラボラトリオ/その他の取り組み

ご紹介したラボラトリオでは、通常の修理はもちろん、さまざまな取り組みを行っています。
あなたがお持ちのフェリージのアイテムに、もっと愛着を感じてもらうために、
新しいフェリージの可能性を感じてもらうために、
ラボラトリオでは新しいチャレンジを続けていきます。

Felisi Upcycle Items
  • フェリージならではの、遊び心にあふれた「サステナブル」への取り組みとして、ラボラトリオの職人たちが、
    バッグや革小物のアーカイブ品をリメイク。世界に1つだけの一点ものを、お届けします。

    LABORATORIO アップサイクル
  • 価格は通常のアイテムよりも、お求めやすいものになっています。

    LABORATORIO アップサイクルLABORATORIO アップサイクル
  • ほぼ全てが一点ものなので、ご購入は早いもの勝ち。
    オンラインショップをこまめにチェックして、運命のアイテムに出会ったら、早めのご購入をオススメします。

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